東日本大震災から8年。
震災から10日後、宮城県気仙沼市立階上中学校で行われた卒業式で、
涙をこらえ、必死に答辞を読む中学生の姿を思い出す度、
改めて、あの日を忘れないでいることの大切さを考えます。
答辞の一部を掲載させていただきます。
…自然の猛威の前には 人間の力はあまりにも無力で
私たちから大切なものを 容赦なく奪っていきました
天が与えた試練というには むごすぎるものでした
つらくて 悔しくてたまりません
時計の針は 14時46分を指したままです
でも 時は確実に流れています
生かされた者として 顔を上げ 常に思いやりの心を持ち
強く 正しく たくましく生きていかなければなりません
命の重さを知るには 大きすぎる代償でした
しかし 苦境にあっても 天を恨まず 運命に耐え
助け合って生きていくことが これからの私たちの使命です…